みなさんこんばんは。ど田舎ねっとのD→A 2.0です。
さて、先週のブログではまず社会人になったらすべきこととして「証券口座開設」を挙げました。
なぜ証券口座開設なのか。
これは仮にNISA口座が存在していなくても必須である、と私は考えています。

まず私が紹介したいのがこちら。↑「金持ち父さん貧乏父さん」です。
(※画像あるいは水色の文字をクリックするとAmazonの商品ページにとびます)
人生においてまず読んでおきたい名著のひとつと思います。
ただし内容はむしろ子供向けで、おそらく小学校高学年や中学生くらいの方が、経済活動に目覚めるための第一歩として記載された印象ですので、平易な言葉で書かれており、かつ、小さい子が登場します。
私のように35歳まで証券口座を開設しなかったような経済オンチにはぴったりの名著となるわけです。

内容を深堀りはしませんが、個人的に重要だと思った要点をクイズ形式にしますと以下のような感じです。
さて、答えはいかに。
みなさまはどう思いますか?
ここで、ロバート・キヨサキ(金持ち父さん貧乏父さんの著者)は私のような分からず屋にも、わかりやすく伝えてくれます。
「資産」とは
「あなたのポッケにお金を入れてくれるもの」
であると。
ごく一般的に言って、「持ち家」や「クルーザー」は資産としてカウントされます。
高値が維持されたPlayStation 5やあるいはNintendo Switchなどももはや資産と言っても良いように感じます。
しかし、ロバート・キヨサキのいうことはシンプルでかつ真理をとらえています。
「あなたのポッケにお金を入れてくれるものが資産」であると。
ここを理解すると大きな価値観の違いが出現するのです。
つまり、先ほどのクイズの答えはCのみなのです。
(※実際には、持ち家の価格上昇やクルーザー購入による節税、ゲーム機価格上昇による差益などでその他選択肢もあなたのポッケにお金が入る可能性はありますがここでは答えとはしません。)
そして日常で「最も入手ハードルが低い資産」こそが「有価証券(株など)」とされます。
それを入手するために、証券口座を開設するのです。
また、2024年1月から新NISA制度がスタートしています。これも証券口座作成を後押しするものです。
NISA制度をかいつまんで言いますと、
株等で得た利益には20.315%の税金がかかるのですが、NISA口座内だけはこれを0%にしてくれる制度です。
ここまで証券口座開設をした方がいい理由を説明してきましたが、なるべく早く開設した方がいい理由について述べます。
ズバリ「複利」です。
「複利は人類最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
皆さまは複利で稼ぎますか?それとも、利息を払いますか?
私は、皆様に複利で稼いでいただきたいと考えています。これは詐欺ではありません。
仮に以下のような株があるとしましょう。
1株1000円。値動きはなし。配当は年1回支払われ、30円が支払われる。つまり配当利回りは3%。
この株を計算しやすいように1000株持っているとしましょう。※100万円相当。
初年度:1000円×3%×1000株=3万円が振り込まれる。この3万円をすべてこの株購入に使う。追加30株取得。
1年後:1000円×3%×(1000+30)株=30900円。この3万円をすべてこの株購入に。追加30株取得。余り900円。
2年後:1000円×3%×(1000+30+30)株=31800円。余り900円を加えて32700円。追加32株取得。余り700円。
3年後:1000円×3%×(1000+30+30+32)株=32760円。余り700円を加えて33460円。追加33株取得。余り460円。
4年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33)株=33750円。余り460円を加えて34210円。追加34株取得。余り210円。
5年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34)株=34770円。余り210円を加えて34980円。追加34株。余り980円。
6年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34+34)株=35790円。余り980円で36770円。追加36株。余り770円。
7年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34+34+36)株=36870円。余り770円で37640円。追加37株。余り640円。
8年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34+34+36+37)株=37980円。余り640円で38620円。追加38株。余り620円。
9年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34+34+36+37+38)株=39120円。余り620円で39740円。追加39株。余り740円。
10年後:1000円×3%×(1000+30+30+32+33+34+34+36+37+38+39)株=40290円。余り740円で追加41株。余り30円。
いったん整理。所持株数1384株。手持ち金30円。
11年後:1000円×3%×1384株=41520円。追加41株。余り580円。
12年後:1000円×3%×1425株=42750円。追加43株。余り330円。
13年後:1000円×3%×1468株=44040円。追加44株。余り370円。
14年後:1000円×3%×1512株=45360円。追加45株。余り730円。
15年後:1000円×3%×1557株=46710円。追加47株。余り440円。
16年後:1000円×3%×1604株=48120円。追加48株。余り560円。
17年後:1000円×3%×1652株=49560円。追加50株。余り120円。
18年後:1000円×3%×1702株=51060円。追加51株。余り180円。
19年後:1000円×3%×1753株=52590円。追加52株。余り770円。
20年後:1000円×3%×1805株=54150円。追加54株。余り920円。
21年後:1000円×3%×1859株=55770円。追加56株。余り690円。
22年後:1000円×3%×1915株=57450円。追加58株。余り140円。
23年後:1000円×3%×1973株=59190円。追加59株。余り330円。
24年後:1000円×3%×2032株=60960円。追加61株。余り290円。
25年後:1000円×3%×2093株=62790円。追加63株。余り80円。
26年後:1000円×3%×2156株=64680円。追加64株。余り760円。
27年後:1000円×3%×2220株=66600円。追加67株。余り360円。
28年後:1000円×3%×2287株=68610円。追加68株。余り990円。
29年後:1000円×3%×2355株=70650円。追加71株。余り640円。
30年後:1000円×3%×2426株=72780円。追加73株。余り420円。
さて30年が経過しました。30年はよく言われる「長期投資」のひとつのゴールラインです。
ここで資産はどうなったか見てみましょう。
持ち株:1000株→2499株
資産価値:100万円→249.9万円(+420円)
ということで資産が30年かけて2.5倍になった計算となりました。(手打ち計算なのでミスがあったらごめんなさい)
私は35歳から証券口座を開設しましたので、30年後は65歳です。
しかし20歳で開始していれば30年経っても50歳なのです。つまり30年で終了でなく40年の複利が受けられる可能性があるのです。いうまでもなく、複利は回数を重ねるほど効果を増します。
ただ、中にはこんな株がそもそも存在しないのでは?と思う方もいらっしゃいます。
ご指摘の通り「値動きのない株」は存在しません。どちらかというと時がたつにつれ株価は上昇する傾向があります。
一般的な株は1年に2回の配当がありますので、半年複利になります。
また、今回は初期費用100万円で追加入金0で非課税という設定でしたが追加入金をする方が一般的です。
あと、1株単位での売買は可能な証券会社とそうでない証券会社があります。一般的には100株単位で取引するため、最初は利息で100株購入は難しいため、複利効果を感じにくいかもしれません。
こちらのサイトでぜひ複利の面白さを実感してみてください。↑複利計算を簡単にしてくれるサイトさま。
仮に年利率「3%」、積み立て「30年」、毎月「5万円」、積み立て前の元金「10万円」、「半年」複利、利息組み込み「期初」、課税方式「非課税」を選択して計算してみてください。
積立金+元金は30年間で1810万円、利息は1126万1452円(非課税)、資産合計2936万1452円となります。
これが40年だと、積立金+元金が2410万円、利息は2244万3450円、資産合計4654万3450円となります!!!
これは机上の空論ではありますが、配当利回り3%というのは決して高配当ではありません。現実に4%を超える配当を出す株はたくさん存在します。
ここではどのようなものを買うのかの話はおいておいて、とにかく早めに複利効果を得るために証券口座を開きましょうという結論にしておきます。
ではまた来週。
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