【ミニマリスト】常在菌を育てる為に石鹸をやめて肌を塩水で洗い始めました。【肌断食】【塩浴】

自然派なミニマリスト生活を送っています。Mai です。

1年程前に「肌断食」を始めた私ですが、ここ2ヶ月ほど実験的に石鹸洗顔をやめてみました。

「理由は皮膚常在菌を育てるため。」

頭皮や皮膚にくっついて私たちの肌を守ってくれている常在菌を、毎日石鹸で洗い流していることに疑問を感じ、常在菌を殺さずに育てる肌断食に変えてみようと思ったのです。

肌断食を始めた記事はこちらから(↓)

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【ミニマリスト】肌断食を10ヶ月試してみた結果【美容】

2017年10月21日

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皮膚常在菌とは

最初に皮膚常在菌について簡単に説明すると、皮膚常在菌とは私たちの肌に常に存在する微生物のことを指します。

腸内にも善玉菌や悪玉菌等の微生物が無数に存在し私たちの体の健康を左右していますが、同じように肌にも無数の菌が存在していて私たちの肌の健康のカギを握っています。
皮膚常在菌は、主に「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」というカテゴリーに分類されています。

善玉菌

その名のとおり、お肌にとって良いことだけをしてくれる菌。
皮膚にうるおいを与え、乾燥を防ぎ、外部刺激から守ってくれます。
代表的なものとして「表皮ブドウ球菌」等がいます。

日和見菌

皮膚上の善玉菌と悪玉菌のバランスによって、よくも悪くもなる菌。
代表的なものに「アクネ菌」等がいます。
普段は善玉菌の働きをしますが、バランスが崩れると毛穴の中で大増殖してニキビを作ってしまいます。

悪玉菌

肌トラブルを引き起こす菌。
湿疹や傷口の化膿の原因になったり、ニキビやアトピーを悪化させます。
代表的なものに「黄色ブドウ球菌」や「マラセチア菌」等がいます。

参考資料:BioMedi

石鹸をやめた理由

皮膚常在菌の中で肌にとても良い働きをしてくれる「表皮ブドウ球菌」は、
肌に潤いを与えるグリセリン関連物質を分泌したり、肌荒れやアトピー性皮膚炎を引き起こす「黄色ブドウ球菌」を退治する抗菌ペプチドを産生し肌を守ってくれています。

この菌は肌の表面近くに住んでいるため、石鹸での洗顔回数が多いと菌数が少なくなってしまいます。

洗い流された菌数が回復するまでには半日程度かかるので、「表皮ブドウ球菌」の効果を生かすためには石鹸洗顔の回数はせいぜい1日1回にとどめる必要があります。

参考資料:持田ヘルスケア株式会社

私はこれまで毎日朝晩の洗顔を石鹸で行っていましたが、主に「表皮ブドウ球菌」を育てる為に石鹸洗顔をやめることに決めました。

同時に石鹸シャンプーについても、洗髪の際に顔や背中に石鹸の泡が付いてしまうことで、洗浄と同じ効果になってしまうと思ったので、石鹸を使った洗髪もやめることに決めました。

石鹸を塩水に変えて塩浴を試してみた。

毎日の洗顔を塩水に変えてみたキッカケは、夫から「塩浴(えんよく)」の話を聞いて興味を持ったからです。

塩浴(えんよく)とは

自然塩をこれ以上溶けないという状態まで水に溶かした「飽和食塩水」で頭皮や体を洗う方法です。
「飽和食塩水」を肌に塗ることで、浸透圧によって毛穴から皮脂と一緒に汚れや老廃物を排出して洗浄します。

Mai
この方法なら石鹸を使わずに洗髪も洗顔も出来ると思いました。材料も塩と水だけなので簡単で安上がりです(笑)

飽和食塩水の作り方

(↑)密閉容器に多めに自然塩を入れて浄水した水を容器いっぱいに入れた後、塩が溶けるまで1日ほど置いておき飽和食塩水を作ります。
上記の写真のように、容器の下の方に塩が少し溶け残っているくらいが丁度いい濃度です。

(↑)その後、上記のような細口の調味料容器に液体だけ移して使っています。

Mai
細口の調味料容器は、頭皮に付ける時に直接つけられるので便利です。

塩浴のやり方

私が普段やっている塩浴と塩洗顔のやり方です。

  1. 湯船に浸かる、またはシャワーのお湯で体を温めます。その時に頭皮も濡らしておきます。
  2. 湯船から出て飽和食塩水を全身に塗り、肌を5〜10回程度なでます。
  3. 古い皮脂や老廃物が毛穴から出てくると、頭皮や肌がヌルヌルとしてきます。これが合図です。
  4. ヌルヌルと皮脂が出てきたらお湯で流して、湯船に浸かり体を温めます。シャワーの場合は、いつも通りシャワーを浴びるだけです。髪がベタついているように感じる時には、お酢でリンスすればサラサラになります。
  5. 体が温まったら、最後に冷水を頭から浴びて毛穴を引き締めます。サウナの後の水風呂みたいな感じです。
補足
最後の冷水は毛穴の詰まりがとれて、新しく分泌された皮脂を冷やし固め皮膚に定着させる効果があります。冷水がつらいときは、ぬるま湯でも構いません

ドライヤーの使用は、温風により頭皮や肌を痛めたり乾燥をうながすことがあるので、基本的に自然乾燥か冷風で乾かすことを推奨しています。

Mai
私は寒がりなので、ドライヤーの温風が頭皮や肌に当たらないように使っています。

塩洗顔のやり方

  1. ぬるま湯で顔全体を濡らし、飽和食塩水を肌に塗ります。化粧水を付けるように塗って、5〜10回程度やさしくなでます。
  2. 肌がヌルヌルとしてきたら、そのままぬるま湯で洗い流します。
  3. 冷水で顔全体を冷やし毛穴を引き締めて終了です。
Mai
朝の洗顔だった場合は、日中は紫外線や有害物質から肌を守るため、洗顔後はオイルで肌を整えてあげます。
夜の洗顔後はこれまで通り、何も肌に塗りません。

試してみて感じた塩浴の効果

塩浴と塩洗顔を始めて2ヶ月になりますが、私個人が感じた効果についてご紹介します。

  • 食生活の乱れによるニキビが減り、肌荒れしづらくなった。
  • ニキビができても治りが早くなった。
  • 顔の血色が良くなった。
  • 冬でも肌が乾燥しなくなった。
  • 角栓が減って肌がツルツルになった。(特に頬)
  • 石鹸シャンプーの時と比べて、髪が適度にしっとりサラサラした質感になった。
  • 髪に艶が出て白髪が目立ちにくくなった。
  • 血の巡りが良くなり体が疲れにくくなった。
  • 生理前の肩こりが無くなり、生理周期も整ってきた。
  • よく眠れて目覚めが良くなった。
  • 塩の浄化パワーで気分がスッキリして前向きになった。
Mai
現在の私の肌の状態は良好です。
今まで毎日洗い流してしまっていた常在菌が定着し、私の肌を守ってくれているようです。

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まとめ

肌断食を最初に始めたのは、ちょうど1年前の1月でしたが、始めた当初は肌が乾燥して少し不安になりながら試していました。

そして季節も変わり肌断食にも慣れ、肌があまり乾燥することも感じなくなっていたのですが、11月あたりから再び洗顔後に肌が乾燥するようになってしまいました。

更に寒くなると温かいコーヒーと甘い物が欲しくなる性分で、カフェインと砂糖による刺激で更に肌荒れが深刻に…。

最悪なコンディションの中、石鹸を辞めて塩水で洗う方法に変えただけで肌がみるみる回復していったので、かなり感動しました!

シャンプーに関しても、お湯シャンに挫折した過去があったため不安でしたが、塩浴で石鹸を卒業することが出来ました。体に安全な物で髪もサラサラになり幸せです。

(↓)シャンプーについては、こちらの記事もどうぞ。

【ミニマリスト】塩水で髪を洗う「塩シャン」のやり方とコツ。「お湯シャン」とも比較してみた。【塩浴】

2018年1月21日

Mai
塩浴について詳しく知りたい方は、こちらの本がオススメです。

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2 件のコメント

  • 塩洗顔に興味があり調べていたのですが、詳しく知ることができました。ありがとうございます。

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